韓国で日本株人気が沸騰…株価好調と円安が追い風

韓国国内(個人・機関)投資家による日本株買いの勢いが強まっている。

韓国預託決済院の証券情報ポータルによると、昨年第4四半期の国内投資家の日本株買い件数は4万624件を記録した。これは韓国からの日本株買いが始まった2011年第1四半期(339件)以来の最高記録だ。四半期基準で日本株の買い件数が4万件を超えたのは史上初だ。買い注文の決済金額ベースでも第4四半期に7億5977万ドルを超え、過去最大規模を記録した。

単元株取引が原則で小数点取引も一部証券会社のサービスにとどまる日本株は、韓国の投資家にとってハードルが高い。

例えば、トヨタ自動車株を買うには100株で約240万ウォンが必要だが、韓国で1株当たりの株価が最も高いサムスンバイオロジックスは80万ウォン前後で購入できる。

それでも日本株に人気が集まるのは、為替レートと日本株式市場の好調の影響が大きい。

NH投資証券のキム・チェユン研究員は、3日に発刊された2024日本株式市場展望報告書で「2024年上半期の日本株式市場は変動幅拡大の中、史上最高値を更新後に踊り場を迎えると予想する」とし、「堅調な日本国内景気を基盤に、上昇基調は長期的に維持される」と見込んでいる。

イ・ヒョヌ記者