韓国の不動産信託市場が急成長…史上最大354兆ウォン超
韓国の不動産信託の規模が350兆ウォンを突破し、急成長している。
韓国金融投資協会は4日、国内金融機関の不動産信託の受託高は今年5月末時点で354兆2,168億ウォンとなり、前年同月比16.57%増加したと明らかにした。統計を開始した2010年8月(169兆3033億ウォン)以来、最大となった。
専業各社、前年比20%増
業態別の内訳を見ると、不動産信託の専業各社の伸びが大きい。5月末時点における受託高は296兆1,358億ウォンで、前年同月(246兆2694億ウォン)に比べ20.25%も成長した。
一方、銀行の受託高は52兆3,597億ウォンで、前年同月(51兆4,968億ウォン)比で1.68%増にとどまった。
市場シェアは、専業各社が83.60%と大半を占め、続いて銀行(14.78%)、保険(0.84%)、証券(0.78%)の順となっている。
専業各社の高い伸びは、責任竣工型土地信託や、再開発・再建築などの新規市場を開拓した成果と見られる。ある業界関係者は、「不動産市場と不動産信託市場がともに成長し、専業各社の役割と商品の幅が広がった。特に責任竣工型土地信託や再開発・再建築など、専業各社が提供することのできる領域とサービスが増えた分だけ受託高が増えている。このような基調は今年下半期も続く」と話した。
カン・スジ記者