韓国の金融委員会、社債・CP買入プログラムを延長

韓国政府の金融委員会は、新型コロナの長期化による金融市場の不安に対応するための社債・CPの買入政策金融プログラムの運営を来年3月まで延長し、買入可能限度を6兆ウォンまで拡大する。

限度額も6兆ウォンに拡大

金融委員会は2020年3月から、KDB産業銀行、信用保証基金などの政策金融機関を通じて、社債・CPの買入プログラムを実行している。債券市場の流動性不足を解消し、発行条件が悪化した非優良等級社債・CPの円滑な発行を支援するため△社債買入△社債迅速引受△CP借換買入△借換買入などを推進する。

4つの買入プログラムの運営期限は当初、今年の9月末までだったが、金利上昇などによって社債市場の不確実性が持続する可能性に備えて、購入期間を来年3月末まで一括延長することにした。

社債の迅速引受の場合、今年末まで運営される予定だが、銀行圏など協約参加機関との協議を経て延長を推進する予定だ。

金融委員会は、現行の社債・CP買入プログラムの限度が別途に運営されており、買入限度の柔軟な使用が難しいだけに4つのプログラムを統合管理することに決定した。

現在、このプログラムの残余買入限度は3兆6000億となっているが、これまでに買い取った社債・CPの償還分2兆4000億ウォンも再購入に活用し、総限度を6兆ウォンに拡大する予定だ。

金融委員会の関係者は「社債・CP買入プログラム改編案は直ちに施行する予定」とし、「今後も金融リスク対応タスクフォース(TF)、金融市場合同点検会議などを通じて会社債・CP市場などを持続的にモニタリングしていくつもりであり、市場状況を見ながら必要な措置を直ちに追加施行する」と述べた。

アン・ソユン記者