韓国証券会社の信用融資利子率、基準をCD金利に統一

韓国の信用融資利子率、基準金利CD金利に統一

韓国の証券会社の信用融資利子率(以下信用金利)の基準が、代表的な市場指標金利である譲渡性預金証書(CD)金利に統一される。CD金利が0.25%ポイント以上変動したら「信用融資利子率変更審査」を義務的に行わなければならない。

金融監督院と金融投資協会は18日、「金融投資会社の貸出金利算定模範規準」の改正を通じ、信用融資の金利算定体系を合理化すると明らかにした。昨年3月から運営してきたタスクフォース(TF)の議論の結果に基づいて改善に乗り出すという説明だ。

模範規準の主な改正内容は、△基準金利CD金利統一△CD金利変動幅に連動した信用金利変更△比較公示効率向上など3つだ。

現行の模範規準上、証券会社は自律的に実調達金利を反映する指標を基準金利に選定するように規定されている。

そのため、会社債や金融債などを基準金利に定めた証券会社は、CD金利比リスクプレミアム(基準金利と調達金利間の差)が大きく発生するなど、基準金利が実調達金利を適切に反映できないという問題が繰り返し発生した。

これにTFは、基準金利をCD金利で統一して加算金利だけで最終金利の差を比較できるように改善する。信用財源は現行のように自律的に調達するが、ほとんどCD金利に連動した証券金融の流通金融を活用する点を考慮した。

再算定周期も変わる。CD金利が0.25%ポイント以上変動する時に変更審査を実施して市場金利が適時に反映されるようにする計画だ。

基準金利及び加算金利の詳細項目を月別または四半期ごとに再算定するようにしたが、証券会社が形式的に履行している側面があり、市場金利などの変動が反映されるようにした模範規準趣旨が具現されていなかったせいだ。

今年3月からは、証券会社別の信用金利が列挙されているだけで、情報伝達力と可読性が不十分だった比較公示も変わる。条件検索機能を追加して、投資家の融資額、融資期間の選択によって実負担利子費用が計算されるように改善する。費用負担の少ない証券会社の順に計算結果が表示され、自分にとって有利な証券会社をわかりやすくするなど、投資家の選択権を強化する。

TFは「模範規準改正によって投資家の比較・選択権が強化されるにつれ、今後の証券会社間の健全な競争が促進され、それによって信用金利がより合理的に算定されるだろう」としている。

ユ・ジョンファ記者