韓国の居住者外貨預金、1カ月で21億ドル増加

韓国の居住者外貨預金が輸出増加などの影響で、3カ月連続して増加している。

居住者外貨預金は、韓国国民と国内企業、国内に6カ月以上居住した外国人、国内に進出している外国企業などが国内の金融機関に保有する外貨預金をいう。

韓国銀行(中央銀行)が発表した「居住者外貨預金の動向」によると、昨年12月末基準の外国為替銀行の居住者外貨預金残高は1038億8000万ドルで、前月より21億2000万ドル増加した。

前月比の外貨預金残高は、昨年8月と9月にそれぞれ59億ドル、94億1000万ドル減少したが、10月に46万1000万ドルの増加に転じた後、11月にも74億6000万ドル増えたのに続き、3カ月連続で増加した。

通貨別に見ると、ドル預金とユーロ預金が前月末比それぞれ19億6000万ドル、2億9000万ドル増加したのに対し、円預金は2億2000万ドル減少した。

韓国銀行は「ドル預金は輸出増加や個人の海外証券の売越しなどで、ユーロ預金は外資系企業の国内販売代金受取などで増加し、円預金は円レート上昇を受けた利益確保で減少した」と説明した。

預金主体別では、企業預金が20億2000万ドル増えた882億6000万ドル、個人預金は1億ドル増えた156億2000万ドルだった。

銀行別では、外資系銀行の国内支店が121億2000万ドルで27億4000万ドル増加したが、国内銀行は917億6000万ドルで6億2000万ドル減少した。

アン・ソユン記者