韓国ETF、規模拡大に勢い…半年で2割増
韓国で、上場投資信託(ETF)の拡大が勢いづいている。
韓国取引所によると今月1日、国内上場ETFの時価総額は120兆ウォンを突破した。6月に100兆ウォンを突破してから約6カ月で2割増となった。
昨年11月の80兆ウォンから100兆ウォンになるまでには、7カ月かかった。規模拡大に要する時間は短くなっている。
2015年1月にETF時価総額が20兆ウォンを超えてから、8年ぶりに約6倍規模の成長を遂げた。
ETF銘柄数も着実に増加して800個を超えた。2015年1月、174個に過ぎなかったのに比べ4.6倍増加して爆発的に成長した。
最近は単純な指数追従から離れ、半導体、カバードコール、二次電池、人工知能(AI)、米国債など様々なテーマのETFが登場して投資選択肢も広くなった。
成長要因について、ある資産運用会社の関係者は「満期債券ETF上場による短期資金需要が増え、高金利の中で金利型ETFに対するパーキング需要も増加した。退職年金市場で月配当・海外投資ETFの需要も増えた」と話した。
また、他の資産運用会社の関係者は「月配当ETFや米国債ETFなどの商品などが登場し、株式と差別化された投資戦略を持っていったことが功を奏した」と述べた。
イ・ヒョヌ記者