韓国政府系金融、半導体など5大分野に102兆ウォン供給
韓国では来年、先端産業や新成長分野など「5大重点戦略分野」に102兆ウォンの政策金融資金が投入される。
金融委員会はキム・ソヨン副委員長の主宰で、政府関係省庁及び政策金融機関と共に第5次政策金融支援協議会を19日に開催した。
協議会は来年、産業銀行、企業銀行、信用保証基金などの政策系金融機関の総供給規模を2023年比で3.4%増の212兆ウォンに設定し、5大重点戦略分野に102兆ウォン(11.5%増)以上の資金を供給することにした。
まず、グローバル超格差分野に12.8%増の17兆6000億ウォンを支援する。
半導体、二次電池、ディスプレイなど韓国企業が技術優位を持つ分野で、グローバル企業に比べて圧倒的な技術格差を維持できるようにするためだ。
ユニコーン企業育成分野には、39.5%増の12兆6000億ウォンを投入する計画だ。
中堅企業の新産業進出及びグローバル企業への成長、優秀知的財産権保有企業や地方優秀企業など、各省庁が要請した新規分野を積極的に支援する。
また、3高現象が続く可能性に備えて「企業経営ネック解消分野」にも8.9%拡大した28兆7000億ウォンを投じる予定だ。
このほか、未来有望産業支援、既存産業再編及び産業構造高度化などにそれぞれ22兆1000億ウォン(8.8%↑)、21兆4000億ウォン(39.5%↑)ずつを供給する。
キム・ソヨン副委員長は「高金利など景気条件の困難に対応して企業の資金ネックを解消するとともに、主力産業と新産業分野で競争力強化のために金融が最も積極的に後押ししなければならない」と述べた。
一方、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は13日、オランダのハーグでルッテ首相と「半導体同盟」を結び、オランダと一緒に半導体分野の超格差を築いていくと明らかにしている。
イ・ヨンギョン記者