韓国金融当局、企業の会計法人への不満解消に努力

韓国の金融監督院と4大会計法人が外部監査関連の企業負担の軽減に向け、不合理な監査慣行の改善に取り組む。

金融監督院は18日、4大会計法人(三逸・KPMG・安進・EY韓英)と懇談会を開催し、「監査業務慣行改善方案」を発表した。

金融監督院は、監査契約と監査業務遂行の過程を巡り、企業から不満が提起された事項に関して4大会計法人と問題点を共有し、改善策を議論してきた。

まず、監査報酬の算定透明性を強化する。会計法人は、公認会計士の監査時間及び時間当たりの人件費情報を提供し、一貫性のある監査報酬策定のために内部基準を整備することにした。

付随費用請求の適切性も高めた。会計法人は内部的に付随費用の基準を明確にし、付随費用を点検するシステムを用意することにした。

外部監査の際の理不尽な慣行も改善することにした。会計法人が外部評価を要求する時、監査対象企業に必要性を説明し、監査調書として文書化する。

金融監督院のチャン・ソクイル専門審議委員は「会計法人の外部監査は厳正に行うが、企業に足してより透明な情報を提供する」とし、「大手会計法人が模範先例となり、業界全体の好循環を誘導してくれること」を要請した。

金融監督院は今回の議論事項の改善過程を継続的にモニタリングする予定だ。また、今後、企業に負担をかける慣行などの改善のために、会計法人と一緒に努力することにした。

イ・ヒョヌ記者