韓国の「債券空売り」残高131兆ウォンを突破
韓国で債券価値の下落に賭けた金額が6ヵ月ぶりに最高値を更新した。
金融投資協会によると、債権の貸借残高は25日、131兆618億ウォン(25日基準)で、6取引日連続で増加した。 3月29日以後、初めて131兆ウォンを越えた。
今年初め133兆2920億ウォンだった債権の貸借残高は、債券市場が安定傾向を取り戻したのを受けて、今年2月7日に120兆ウォンまで下がった。 以後、3月末138兆1865億ウォンに急増した経緯がある。
長期国債の貸借残高が上位を占めた。 残高金額上位10個の債券のうち、9個が20年物以上の長期債だった。
30年物国債の残高が6兆7585億ウォンで最も多く、別の30年物と20年物などが後に続いた。
金利上昇に伴い、債券価値下落を予想した投資需要が増加したというのが専門家たちの評価だ。
最近、国債金回りの変動性が大きくなり、10年満期の米国債金利が前日場中に一時5.0%を越え、6%突破の可能性もさ取り沙汰されている。
ある証券会社関係者は「金利が上がると思う人が多くなることで見られる現象だ」とし、「市場コンセンサスや米国金利の動きなどを見ながら売りポジションを立てる機関が多くなった」と話した。
一方、債券貸借取引は株式貸借取引とは異なり、内国人が90~100%に達する。 貸与者は主に銀行と保険会社、年金基金などだ。 借入部門では証券会社が絶対的な比重を占めている。
債券貸借は国債と通貨安定証券などを借りて行う取引だ。通常、債券を借りてあらかじめ売り、価格が下がれば買い戻して差益を得るもので、株式の空売りと同様の概念と言える。
ユ・ジョンファ記者