韓国の銀行、 12月の延滞率が前月比0.08%下落
昨年末、韓国国内銀行のウォン建て融資の延滞率(1ヵ月以上元利金の延滞基準)は0.38%で、前月末(0.46%)に比べて0.08%ポイント下落した。 前年同月(0.25%)と比較しては0.13ポイント上昇した。
金融監督院は「2023年12月末の国内銀行のウォン建て融資延滞率の現状(暫定)」で、以下のように明らかにした。
昨年12月の銀行圏の新規延滞発生額(2兆2000億ウォン)は、前月(2兆7000億ウォン)より5000億ウォン減少し、延滞債権整理規模(4兆1000億ウォン)は、前月の2兆ウォンに比べて2兆1000億ウォン増えた。
12月の新規延滞率(2023年12月中の新規延滞発生額/2023年11月末の貸出残高)は0.10%で、前月(0.12%)比0.02%ポイント下落したことが分かった。
部門別に見ると、12月末の企業融資延滞率(0.41%)は前月末(0.52%)比0.11%ポイント減少した。 前年同月末(0.27%)比0.14%ポイント増えた数値だ。
大手企業向け融資の延滞率(0.12%)は前月末(0.18%)比0.06%ポイント減少した。 中小企業向け融資の延滞率(0.48%)は前月末(0.61%)比0.13%ポイント下落した。
中・小法人の延滞率(0.48%)は前月末(0.64%)比0.16%ポイント減少し、個人事業者向け融資の延滞率(0.48%)は前月末(0.56%)比0.08%ポイント下落した。
家計向け融資の延滞率(0.35%)は、前月末(0.39%)比0.04%ポイント減少したものと集計された。 前年同月末(0.24%)と比べると0.11ポイント上昇した。
住宅担保ローンの延滞率(0.23%)は前月末(0.25%)比0.02%ポイント下落した。 前年同月末(0.15%)より0.08%ポイント増えた数値だ。
住宅担保ローンを除いた家計向け融資(信用貸出など)の延滞率(0.66%)は前月末(0.76%)比0.10%ポイント下落した。
金融監督院関係者は「昨年12月末の延滞率は新規発生延滞債権が減少し、延滞債権整理規模(償・売却など)が拡大し、前月末対比大幅に下落した」と評価した。
その一方で「新規延滞率が前年対比高い水準を維持しているだけに、今後の延滞率上昇勢がしばらく持続する可能性に備える必要がある」としながら、「延滞·不良債権化の整理を拡大し、十分な貸倒引当金の積み立てを誘導し、損失吸収能力を向上できるよう管理していく予定」と明らかにした。
アン・ソユン記者