外国銀行の韓国支店、昨年の純利益1.6兆ウォン

昨年、経営不振によりUBSに吸収合併されたクレディ・スイス(CS)を除いて、外国銀行の韓国支店が収めた当期純利益は合計1兆5464億ウォンで、前年(1兆4680億ウォン)より884億(6%)増加したと集計された。

金融監督院が発表した「2023年外国銀行国内支店の営業実績(暫定)」によると、昨年の外国銀行国内支店の利子利益は1兆2323億ウォンで、前年比2838億ウォン(-18.7%)減った。

外国銀行支店は主にドルで資金を調達し、ウォン建て国公債・融資などで運用するが、昨年の国内金利に比べて海外調達金利が大幅に上昇したせいだ。

有価証券利益と外国為替・派生利益などの非利子利益は1兆8730億ウォンで、前年(1兆3220億ウォン)と比較して5510億ウォン(41.7%)増えた。

為替レート・金利変動性の縮小などによる外国為替・派生関連利益減少にも市場金利が下落し、有価証券関連の損益が前年度の損失から利益に転換されたおかげだ。

有価証券利益は債券売買・評価利益が発生し、1兆315億ウォンを記録し、前年(-1兆4千248億ウォン)比、黒字転換した。

外国為替・派生利益は1兆191億ウォンで、前年(2兆6697億ウォン)より61.8%(1兆6506億ウォン)急減した。

金融監督院の関係者は「クレディ・スイスを除いた外銀支店の昨年の実績は、前年と類似していた」とし「ただし、有価証券、外国為替・派生取引が多い営業構造上、米国連邦準備制度(Fed)の基準金利引き下げ時点など、不確実性が存在する状況」と指摘した。

続けて「国内外貨資金市場に対する外貨供給などの役割を安定的に遂行できるように、流動性管理と資本確保をするように誘導する計画だ」と述べた。

アン・ソユン記者