カードローンの情報開示を強化…韓国金融当局
韓国の金融監督院とカード業界がクレジットカード商品に関する情報開示を強化する。これからはカードローンの金利比較が容易になる見通しだ。
金利比較も容易に
金融監督院によると、来る20日、与信金融協会は新しいクレジットカード商品の情報開示システムを開設する予定だ。
今回のクレジットカード商品の情報開示システムは、ユーザーのアクセシビリティと利便性を高めた。
これに金融監督院の金融消費者情報ポータル「ファイン」のホームページからシステムに直接つながるアイコンを新設する。また、会社別のカードローンとリボルビング平均金利をひとつの画面で見られる要約画面も表示できる。
単純平均金利の他にも、消費者が活用できる金利情報も追加される。具体的には、△信用点数別金利情報開示△調達金利情報開示(カード会社の主要調達手段であるカード債金利項目追加)△リボルビング手数料率の情報開示△低信用者平均金利(信用点数700点以下の会員)などだ。
開示情報の適時性と比較可能性も改善される。キャッシングサービスの情報開示周期が従来の四半期から月単位に短縮され、キャッシングサービスとリボルビング金利の情報開示日は月末から毎月20日に変更される。
また、消費者が過去と現在の金利水準の差を熟知できるように、過去の金利資料も情報開示される。
金融監督院の関係者は「今後、消費者がシステムに簡単にアクセスでき、カード会社別の金利を比較できると期待する」とし「様々な金利情報でカードローンとリボルビング金利を比較すると、カード会社別の金利競争を誘導するのにも役立つと予想される」と述べた。
一方、カードローンとキャッシングサービス、そして決済性のリボルビングは、消費者が便利に利用できるが、銀行ローン商品に比べて金利が相対的に高い。
これに金融監督院とカード業界は利用者に多様でタイムリーな金利情報を提供し、消費者の選択権を確保するためにタスクフォース(TF)を運営してきた
パク・ジンヒョク記者