韓国の主要カード会社、純利益33%増…消費心理の回復で
上半期の韓国のカード会社の当期純利益が増加した。加盟店手数料収益とカードローン収益が増えた結果だ。
金融監督院によると、今年上半期のカード会社8社(新韓・サムスン・国民・現代・ロッテ・ウリ・ハナ・BC)の純利益は1兆4944億ウォンと、前年同期(1兆1181億ウォン)比33.7%増加した。貸倒引当金積立後の当期純利益は1兆531億ウォンだ。
金融監督院はカード会社の純利益の増加について、消費心理の回復を受け、加盟店手数料の収益が前年比2578億ウォン増えたことや、カードローンの増加によってローン収益も1320億ウォンほど増えたためだと分析した。
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今年上半期のクレジット・デビットカードの利用額は462兆6000億ウォンで、前年(424兆8000億ウォン)比8.9%増加した。個人と法人のクレジットカードの利用額が前年比それぞれ8.9%、15.2%ずつ増えた。
新型コロナウイルスの長期化で貸出需要が増加するにつれ、カードローンの利用額も増えた。今年上半期中のカードローンの利用額は56兆1000億ウォンで、前年同期(53兆)比5.8%増した。
短期カード融資は小幅減少
商品別では、長期カード融資(カードローン)利用額が28兆9000億ウォンで、前年同期(25兆4000億ウォン)から3兆5000億ウォン増加した。一方、短期カードローン(キャッシュサービス)の利用額は27兆1000億ウォンで、前年(27兆6000億ウォン)より少し減少した。
一方、クレジットカードの発行実績は増加傾向にあるが、デビットカードの減少は続いている。今年6月末、カード会社のクレジットカード累積発給枚数は1億1546万枚で、前年同月(1億1253万枚)比2.6%増えた。
ただ、デビットカードの発行枚数は1億755万枚と、前年同月(1億1159万枚)比3.6%減少した。
資産健全性は適切
カード会社各社の資産健全性は、適切に管理されていることが分かった。カード会社の総債権の延滞率の平均は1.13%で、前年同月と比べると0.25%下落した。部門別では、信用販売の延滞率が0.58%で前年同期(0.75%)比0.17%下がり、カードローンの延滞率は2.44%で前年同期(3.14%)と比べ0.7%改善した。
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最後に、カード会社の資本適正性は下落したが、いずれも基準に近いことが分かった。今年6月時点のカード会社の調整自己資本比率の平均は21.4%で、前年同期(22.2%)と比べ小幅下落し、レバレッジ倍率は5.1倍で前年同期(5.0倍)から0.1倍上昇した。
金融監督院の関係者は「消費回復と貸出増加でカード会社の純利益が大きく増加した」としながら、「ただ、家計債務の安定的な管理のためにリスク管理を強化し、金利上昇の可能性にも備えなければならない」と述べた。
パク・ジンヒョク記者