韓国政府、技術金融の実績評価…伸び率中心に改編

技術金融への取り組みが遅れている銀行に対して、継続的な努力を動機付けようと、評価基準が伸び率中心に見直される。

韓国政府の金融委員会は26日、上記の内容を含む「2021年上半期、銀行業界の実績評価結果および技術金融の推進課題」を発表した。

評価基準も標準化

技術金融とは、資本の足りない中小企業に対し、技術力を担保に資本を提供する制度だ。銀行は融資を申請した中小企業の技術力評価を技術格付け会社(TCB)に依頼する。銀行は評価基準に基づいて中小企業への融資を決める。

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中小企業の活性化のため、技術金融の普及を推進してきた金融委は従来、銀行の技術金融の融資残高などから取り組み実績を評価してきた。それを、直前の2半期比の伸び率を基準とし、銀行別の技術金融への努力度合いを強調するというのが新たな方針だ。

金融委はまた、標準技術評価のモデルもまとめ、技術評価システムの信頼性を高める計画だ。評価機関別の技術評価指標と基準が異なり、一貫性がないとの指摘を念頭に置いたものだ。

まず、不渡り弁別力などを考慮し、重要指標28項目を標準項目とし、評価基準を標準化する。

金融委の関係者は「機関別の評価根拠資料は今後もモデル改善に持続的に活用する計画で、金融業界の電算開発を経て来年1月から全面適用する予定だ」と述べた。

チョン・テヒョン記者