韓国、国内株も小数点単位で取引が可能に

韓国の株式市場では海外株に続き、今年9月から国内株の小数点取引が導入される。証券会社別の電算構築日程に従ってサービスが開始される予定だ。

金融委員会は今月16日に開かれた定例会議で、国内株式の少数単位の取引サービスを革新金融サービスに指定した。

これは信託制度を活用し、1株を複数の受益証券に分割発行する方式で、国内株を少数点単位で取引できるサービスだ。

具体的には、証券会社が投資家の少数単位の株式注文を取りまとめて、不足分を自社の分で満たした後、自社名義で韓国取引所に呼値を示す形だ。取引が約定したら、取得した株式を預託決済院に信託するのが特徴だ。

ただし、各証券会社が自己財産として取得する株式の数は種目別に、5銘柄以内に制限され、議決権は行使することができない。

国内の小数点取引に参加するのは、韓国預託決済院と証券会社24社だ。

金融委は「銘柄当たり、最小投資金額の引下げで投資家の株式投資への接近性が拡大し、小規模投資でリスク管理と収益多角化のための多様なポートフォリオが効率的に構成できると期待される」としながら、「金融投資会社の場合、投資家に対する多様で革新的な金融サービス提供のための材料として活用できる長所がある」と述べた。

ユ・スジョン記者