2021年、韓国の銀行業界を彩った5つの話題
韓国の銀行圏にとって2021年は、どのような1年だったか。
金融消費者保護法や家計債務総量制の実施を受けての当局との対立や、トスバンクの登場やシティ銀行の撤退によって、金融市場の版図にも変化が起きた。
各銀行は ...
韓国版ソーシャルレンディング、不動産担保ローンに偏重
韓国のP2P(オンライン投資連携金融業)会社が不動産担保ローンを拡大している。担保余力のある借主を中心に、融資の取扱が増えていることから、P2P業界の「役割論」に火がついている。
P2Pは、個人投資家からお金を集め、資金が ...
韓国のネット銀行、中金利融資が減少…「趣旨色あせた」批判も
韓国のネット専門銀行での中金利融資の取り扱い比率が、減少傾向を示している。
ネット銀行は、設立に当たって金融当局に提示した中金利融資の目標達成に向け、積極的な営業を展開しなければならないが、家計向け融資の総量規制で身動きが ...
韓国カード業界、キャッシングサービスの利用が低調
韓国でキャッシングサービスの利下げが続き、利用者が増えるものと期待されていたが、実際はそうではないことが分かった。カード会社が中・低信用者に対するキャッシングサービス利用枠を調整するなどリスク管理を強化した影響とみられる。
カー ...韓国の銀行で待機資金が増加…投資・消費の停滞で
韓国で消費と投資を減らす経済主体が増えるにつれ、銀行に留まった待機資金も増えている。流動性が随時入出金式の短期資金を中心に動けば、銀行の長期的な資金運用の負担になりかねないとの懸念の声も出ている。
要求払預金回転率、減少続く韓国金融委、カード手数料率の引き下げ決定
韓国政府の金融委員会は23日、適格費用の引き下げに伴い、クレジットカード会社が年間売上3億ウォン以下の零細企業から受け取るカード手数料率を、現行の0.8%から0.5%へと0.3%引き下げることを決定した。来年1月31日から施行される。 ...
韓国の銀行業界、トレーディング資産の規模拡大
韓国4大都市銀行のトレーディング資産が、1年間で14兆8080億ウォン増加した。ドルの為替上昇による差益確保と株式市場の活況で投資規模が大きくなったためだ。
4大都市銀行(KB国民、新韓、ハナ、ウリィ)のトレーディング目的 ...
新韓金融持株、系列会社のトップおよび経営陣を入れ替え
新韓金融持株は16日、子会社経営管理委員会と臨時理事会を開き、子会社の社長団推薦と持株会社の経営陣人事に踏み切ったと発表した。
経験、専門性、実行力に重点子会社経営管理委員会と理事会は今回の人事で、資本市場分野において短期 ...
「お金にならない」…地方から撤退する韓国都市銀行
韓国で、地方の銀行支店数が急速に減っている。非対面サービスの活性化とともに、預金や積金、ファンドなどの加入が少ない一方、延滞率の高い中小企業や小規模事業者向けの融資需要だけが多い営業環境の特性上、収益性が低いという判断から、銀行が少し ...
ウリィ金融、非銀行事業の多角化に努力
長年の念願だった「完全民営化」を成し遂げたウリィ金融持株の前に、「非銀行事業の多角化」がリーディング金融持株としての能力を立証できる最大の課題として浮上した。
持続可能な成長のためには、ほかの金融持株より一段高い銀行収益へ ...